初めての就職

本格的に責任を持って働く機会は、学生生活を終えて社会人になって就職してからだろう。
中には学生時代に既にアルバイトであっても、信頼があって責任のある仕事をさせてもらうケースはあるかもしれない。それでもバイトはバイトだ。何かあったら社員の責任である。
「社員」という肩書きをもらうのは、就職してからだ。
それまでの責任がなくただお金を稼ぐためだけに働くことから、社会的地位をもらい、お金を稼ぐ以外のことも学びながら働くことにシフトしていく。
責任がある分、プレッシャーもある。働くスタイルも人それぞれであろうが、普通のサラリーマンであれば、毎日決まった時間に出社し、定時まで働き、時には残業し、時には業務以外で親交を深める場があり、そうやって社会人としての日々を過ごしていく。
初めての就職はドキドキだ。自分がきちんと仕事ができるのか、不安だ。
アルバイトと違うのは、言われたことをただ遂行するだけではなく、自分で次を考えて行動に移さなければいけないことだ。
どうしたら効率がいいのか、どうしたら満足してもらえるのか。そうやって自分の頭を使って働くことをしないと、すぐにあいつは仕事ができないヤツというレッテルを貼られてしまう。
ある程度は周りに足並みを合わせ、会社の利益向上に貢献できるように働く必要が出てくる。
アルバイトだったり派遣社員であれば、会社が倒産したら、それはそれで大変だけれども、次を探したらいい。会社がどうであろうが、人事がどうなろうが、関係ない話である。
組織で仕事をしている限り、その組織の方向性に見合った働き方が要求される。自分のスタイルと組織のスタイルが合致していれば多少嫌なことがあっても我慢できるだろうけれど、一致していなければストレスになる。
就職するまで、合うか合わないか見極めることは難しいから、一か八かの賭である。不景気の今は就職することすら難しいから、合わなくても我慢するしかないのか。